きのこライブラリ

〈もりのわ〉

2023.10.03|レシピ美人薬膳料理

【毎月更新】薬膳の歳時記/10月 神無月~ハナビラタケと牛肉の芋煮~

薬膳料理研究家の谷口ももよ先生が、季節の伝統文化や行事を通して「暮らし」や「食」を楽しみながら、健康で豊かになるワンポイントアドバイスをお届け。
ビタミンDや食物繊維が豊富な注目きのこ「ハナビラタケ」のおすすめレシピもご紹介します!

■10月は神無月(かんなづき)

10月の和風月名は「神無月(かんなづき)」と言います。10月は出雲大社に神々が集まるとされ、出雲大社のある島根県出雲地方以外は神無月、出雲地方だけは神在月(かみありづき)と呼ばれています。

出雲大社の祭神であるオオクニヌシノミコトが、自分の子どもたちを全国に置き、各地を護らせているといわれ、年に1回、その子どもたちと他の神々も呼び寄せて、来年について話し合う時期が設けられたのが10月といわれています。

五穀豊穣、そして縁結びの神といわれる出雲大社。10月は縁を大切にしたいですね。

■家族団らんで食卓を

秋が深まって、紅葉も色が濃くなり、二十四節気では朝露が冷たいころを指す「寒露」、霜が降りるころとなる「霜降」があります。

10月といえば運動会や紅葉狩り、ハロウィーン等、家族や仲間で集うことも多い月。

炊き込みごはん、お鍋、ちらし寿司など秋の味覚を家族団らんで楽しみましょう。

過ごしやすい気候で、運動を始めるのにもぴったりです。

■栗や芋を炊き込みごはん、おこわに

栗拾いや芋堀りの季節です。東北の伝統食である芋煮会も、この時期よく開催されるそうです。

栗ご飯や、サツマイモを使っていなりずしやおこわを作って、お弁当を持って紅葉狩りを楽しむのもよいですね。

■おすすめはイモ類、キノコ類

10月から冬に向けての準備も始めます。

お鍋なども恋しくなる季節ですね。乾燥からも守ってくれる、潤いのある温かいお料理を心がけましょう。

風邪をひかないように、身体にエネルギーを補うイモ類や免疫力を高めるキノコ類、代謝を高めるショウガなど、いろいろ活用してみてください。

おススメ食材:サツマイモ、里芋、ショウガ、白ごま

【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】

●ハナビラタケと牛肉の芋煮

山形県など東北地方各地で行われる季節行事に、芋煮会というものがあります。10月ごろ河川敷などに集まり、里芋、牛肉を煮込んだ鍋料理を作って食べる行事です。

素朴なものでも皆で分け合って食べるとおいしいですね。

身体が温まり、ほっこりした優しい味わいの里芋に、ビタミンDが豊富なハナビラタケと気血を補う牛肉をあわせたシンプルな煮込みスープをご紹介します。

材料(2~3人分)

ハナビラタケ 80g
牛肉

80g

里芋 3~4個
大さじ1
みりん

小さじ1

醤油 大さじ1
300㏄
針生姜 適宜

作り方

(1)里芋は皮をむき、食べやすい大きさに切る。塩小さじ1程度をまぶし、ぬめりを取り、水で洗う。

 

(2)鍋に(1)と水を入れ、中火で10分ほど煮る。食べやすい大きさに切った牛肉と手で割いたハナビラタケも入れ、調味料を入れてさらに10分ほど煮込んだら完成。仕上げに針生姜をのせる。

 

*お好みでこんにゃくやなめこなどを加えたり、七味唐辛子を振りかけてもおいしいです。

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