2023.11.02|レシピ美人薬膳料理
【毎月更新】薬膳の歳時記/11月 霜月~白菜とハナビラタケのショウガあんかけ~
薬膳料理研究家の谷口ももよ先生が、季節の伝統文化や行事を通して「暮らし」や「食」を楽しみながら、健康で豊かになるワンポイントアドバイスをお届け。
ビタミンDや食物繊維が豊富な注目きのこ「ハナビラタケ」のおすすめレシピもご紹介します!
■11月は霜月(しもつき)
11月の和風月名は「霜月(しもつき)」と言います。霜月とは文字どおり霜が降りる月で、
旧暦の11月はだいたい現在の12月にあたり、霜が降りてくる時期であることから名づけられたと
考えられます。
日中はまだ暖かい日も多いですが、朝晩の寒暖差が激しく、朝は霜が降りるような寒い日も出てきます。
■家族でご飯を囲む機会も
11月は冬が始まるころとされる8日の「立冬」や、小雪がちらつき始めるころとされる22日の「小雪」の節目もあり、どんどん冬に向かっていきます。
11月3日の「文化の日」や、15日ごろの「七五三」、23日の「勤労感謝の日」などの行事もあり、家族でご飯を囲む機会が多い季節ですね。
■冬に向けて「温活」を
一日の寒暖差で風邪をひきやすいので、冬に向けてしっかり温活を。健康に感謝し、バランスの良い温かいお料理をおいしく食べて過ごしましょう。
旬のイモ類をを使ったおでんや、白菜・ネギなどでお鍋もおいしい季節です。
■おすすめは香味類
本格的に冬に向けて温活準備をしましょう。体を温める温性の食材、辛味のある食材もプラスして、
効率的に体を温め、代謝を上げます。11月は体を冷やさないように、代謝を下げないことを徹底しましょう。
おススメ食材:ショウガ、ネギ、鶏肉、スパイス類
【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】
●白菜とハナビラタケのショウガあんかけ
この時期は鍋料理やスープなど、直接身体がポカポカする料理が最適です。
白菜もしっかり煮込むとトロトロになり、さらにあんかけでとろみをつけると、さらに温かさが持続します。
ショウガはしっかり熱を加えたものと、生のものを両方使うことで、身体を温め代謝を高めます。
ゆずの香りで、気持ちもリセットされますよ。
材料(2~3人分)
ハナビラタケ | 150g |
---|---|
白菜 |
150g |
醤油 | 大さじ1.5 |
みりん | 小さじ2 |
ショウガ | 10g |
かつおだし | 400㏄ |
片栗粉 | 大さじ1 |
ゆずの皮 | 適宜 |
作り方
(1)白菜とハナビラタケは食べやすい大きさに切る。
(2)かつおだしに(1)を入れ、醤油とみりん、ショウガの半分量の千切りを入れて10分程度煮込む。
(3)仕上げに片栗粉を水で溶いたものでとろみをつける。器に盛りつけ、ショウガとゆずの皮の千切りをのせて完成。
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