2023.09.06|レシピ美人薬膳料理
【毎月更新】薬膳の歳時記/9月 長月~ハナビラタケときのこたっぷり炊き込みご飯~
薬膳料理研究家の谷口ももよ先生が、季節の伝統文化や行事を通して「暮らし」や「食」を楽しみながら、健康で豊かになるワンポイントアドバイスをお届け。
ビタミンDや食物繊維が豊富な注目きのこ「ハナビラタケ」のおすすめレシピもご紹介します!
■9月は長月(ながつき)
9月の和風月名は「長月(ながつき)」と言います。秋分を過ぎて日が短くなり、夜がだんだんと長くなっていく様子を表したといわれています。9月9日の菊の節句を含み、菊の花が咲く月であることから「菊月」ともいわれます。
■お彼岸はご先祖様のお参りを
二十四節気では、秋が本格的になってくる処暑、白露から秋分へと向かいます。
9月といえば、重陽の節句、お月見、お彼岸などの行事があります。
夏のお盆でお墓参りができなかった方は、暑さがしのぎやすくなったお彼岸に
ご先祖様にお参りにいかれるとよいですね。
■健康長寿をお祝いする「重陽の節句」
9月9日の重陽の節句は、陽が極まる「五節句」の中で本来一番貴重な節句とされており、健康長寿をお祝いする節句です。
収穫に感謝し、おいしいごはんで健康をお祈りしましょう。
■食用菊で体を浄化
厳しい夏を超え、身体もまだ本調子ではありません。初秋はまだまだ暑い日もあり、身体が乾燥した状態が続いています。
夏の疲れを癒し、秋の乾燥にも注意をする時期。潤い効果のあるもので温かいものをとるよう心がけましょう。
おススメ食材:潤いのある秋の果物(なし、かき、りんご)や旬のキノコ。秋は白い食材をとるとよいといわれており、なしやキノコは特におすすめです。
【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】
●ハナビラタケときのこたっぷり炊き込みご飯
ビタミンD豊富なハナビラタケなどきのこを合わせた秋らしい一品。免疫力強化で風邪予防にもつながります。
うまみも凝縮!菊の花を散らせば、重陽の節句にもおすすめです。
材料(4人分)
ハナビラタケ | 100g |
---|---|
シイタケ | 3~4個 |
米 | 2合 |
醤油 | 大さじ2.5 |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
干しシイタケ | 2枚 |
油揚げ | 1枚 |
食用菊 | 適宜 |
作り方
(1)ハナビラタケは小さく手で割く。シイタケは5㎜ほどに薄切りし、油揚げは食べやすい大きさで1㎝×3cmほどに切る。
(2)米を研いで、水は1.5合分ぐらいの少な目にし、(1)と調味料を入れて炊飯する。
(3)炊き上がったら器に盛り、菊の花を散らして完成。
*菊の花の酢の物なども添えるとさっぱりします。
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