きのこライブラリ

〈もりのわ〉

2023.12.04|レシピ美人薬膳料理

【毎月更新】薬膳の歳時記/12月 師走~ハナビラタケとカボチャの韓国風粥~

薬膳料理研究家の谷口ももよ先生が、季節の伝統文化や行事を通して「暮らし」や「食」を楽しみながら、健康で豊かになるワンポイントアドバイスをお届け。
ビタミンDや食物繊維が豊富な注目きのこ「ハナビラタケ」のおすすめレシピもご紹介します!

■12月は師走(しわす)

師走は文字通り、お坊さんが年末に向けて東西駆け回るという意味といわれています。

本格的な寒さからしっかり体を守りながら、年末慌てないようにしっかり計画的に過ごしたいものですね。

今年の冬至は12月22日です。冬至は1年で最も日が短い日。太陽の力が一番弱まった日である陰のピークを迎えることで、翌日から陽が徐々に強くなってくることを示しています。

師走は「一陽来復(いちようらいふく)」ともいわれ、良いことがやってくるという意味で使われる言葉でもあります。

また12月13日を「正月事始め」といい、神様をお迎えする準備にすす払いをする日でもあります。新年を気持ちよく過ごし、家によい気を入れ込むためにも年内にしっかり掃除をしたいもの。大掃除を年末ぎりぎりにしないように、すす払いの日から徐々に家のお掃除もしましょう。

■冬至粥を食べる風習も

冬至には冬至粥といって厄除けの意味もある小豆粥を食べる風習があります。また「ん」のつく食べ物で運気アップともいわれ、カボチャは別名南京(なんきん)なので、小豆とカボチャを合わせたお粥もよく食べられます。

■閉蔵の季節はしっかりとエネルギーチャージを

冬は閉蔵の季節といって、寒さから身を守るために、しっかりとエネルギーチャージが大切。真夏の太陽をしっかり浴びた陽のパワーのあるカボチャをお粥にしてたべるのは、ビタミンも豊富でおススメです。

身体を温めるネギやニラも旬の野菜。辛味のある食材は発汗作用があり、代謝も促します。

■温性の食材で体を温めて

12月も寒さから身を守りながら、年末の食べすぎに気を付けましょう。

辛味のある食材だけでは保温性がないので、温性の食材やお味噌や麹などの発酵食材、

スパイスなどもプラスして温かいお料理で体を温めましょう。

効率的に体を温め、代謝を上げます。

おすすめ食材:ネギ、ニラ、発酵食材、スパイスなどです。

【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】

●ハナビラタケとカボチャの韓国風粥

冬至粥には小豆を加えますが、今回紹介するのは、カボチャとハナビラタケと生姜だけでつくる韓国風のお粥。ごま油を入れるだけで一気に韓国風になります。

ハナビラタケのシャキシャキ感とカボチャのホクホクした食感を楽しむお粥です。

お味噌で味をつけるとさらに身体を温め、腸内環境にもよいですね。

今回のご飯は黒米がブレンドされた雑穀米を使用しています。黒米は血の巡りにもよくおすすめです。もちろん白米でもOKです。

材料(2~3人分)

ハナビラタケ 80g
カボチャ

80g程度

生姜の千切り 10g程度
味噌 大さじ1
ごま油 大さじ1
ご飯(あれば黒米入り) 茶碗1杯分
500㏄

作り方

(1)ハナビラタケは食べやすい大きさに、カボチャは2㎝角程度に切る。

 

(2)鍋にごま油を熱し、生姜の千切りを加えて炒めます。香りが出たら水とご飯、ハナビラタケ、カボチャを入れて10分少々煮込みます。カボチャが柔らかくなったら、仕上げに味噌で味を調えます。

 

*お好みでキムチなどと召し上がっていただくのもおすすめです。

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